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矢部の肩こり・ストレートネック治療の最前線|国家資格者が行う「関節モビライゼーション」の効果と適応を徹底解説します。
【目次】
1. はじめに:なぜ、あなたの肩こりや首の痛みは繰り返すのか?
・マッサージだけで治らない理由
・矢部院が大切にしている「関節の遊び(Joint Play)」の考え方
・本記事の信頼性:研究データに基づく「関節モビライゼーション」の全貌
2. 肩こり・ストレートネックの正体と「関節」の関係
・ストレートネック(スマホ首)が引き起こす頸椎の「機械的ストレス」
・慢性的な肩こり=筋肉の凝りではなく、関節の動きの悪さが原因?
・寝違えが起きやすい人の共通点:頸椎の可動域制限
3. ひばり式「関節モビライゼーション」とは?
・世界基準の徒手療法「カルテンボーン理論」をベースにした技術
・バキバキしない、安全で心地よい「関節へのアプローチ」
・筋肉へのマッサージと、関節モビライゼーションの決定的な違い
4. 【専門解説】関節モビライゼーションが適応となる10の臨床症状
① 頸部痛(首の痛み)が主訴であること:神経症状との見極め
② メカニカル(機械的)な問題:動きで変化する痛みのパターン
③ 非外傷性の発症:日常生活の中での蓄積に効く
④ 発症から38日未満(亜急性期):早期介入のメリット
⑤ ROM(可動域)制限:首の回旋左右差10度以上の重要性
⑥ 姿勢や動作による増減:PC作業やスマホ操作の影響
⑦ 疼痛誘発テストでの再現性:原因箇所の特定(Comparable Sign)
⑧ 1〜2方向の局所的制限:全方向ではなく「ターゲット」を絞る
⑨ 神経学的所見がないこと:筋力・感覚・反射のチェック体制
⑩ 中枢性感作(過敏状態)がないこと:局所への確実なアプローチ
5. 安全性と効果を支える「グレード分類(I〜III)」
・Grade I(遊びの除去): 痛みが強い時、炎症期の「リラックス」
・Grade II(初期緊張まで): 痛みと動きの制限が混ざる時の「調整」
・Grade III(組織の伸張): ストレートネックや固まった関節を「伸ばす」
・当院が「翌日の反応」まで徹底して確認する理由
6. 症例別:関節モビライゼーションで期待できる変化
・ケース1:頑固な肩こり
・ケース2:ストレートネックによる重だるさ
・ケース3:急な寝違え・首の回旋制限
7. 矢部院が誇る「検査・評価」のこだわり
・「何をすると痛いか?」を徹底的に深掘りするカウンセリング
・徒手検査によるレッドフラッグ(禁忌)の除外
・38日という「目安」を超えた慢性症状への対応策
8. 関節を整えた後の「ライフスタイル向上」
・治療と運動の間を埋める:モビライゼーション後の動作学習
・良い状態をキープするためのセルフエクササイズ
・仕事環境(PC・スマホ)へのアドバイス
9. よくある質問(Q&A)
・「ボキボキ鳴らす整体とは違うのですか?」
・「高齢者や痛みに弱い人でも受けられますか?」
・「どのくらいの頻度で通うのが理想ですか?」
10. まとめ:矢部駅前で「長く動ける身体」を手に入れるために
・痛みを諦めない。科学的根拠に基づいた施術という選択肢
・ひばり整骨院・鍼灸院 矢部院のミッション
「その場では楽になるのに、数日でまた戻る」
「湿布やマッサージだけではスッキリしない」
肩こり・首の痛みで、こう感じている方は多いです。
実際、首の痛みは世界的にも患者数が増えており、
女性で負担が大きいことも報告されています。
繰り返す理由をいきなり結論から言うと、
“筋肉だけ”を追いかけると原因の核心を外すことがある、
これに尽きます。
肩や首がつらいとき、多くの方は「筋肉が凝っているから」と思います。
もちろん筋肉の緊張は起きています。
ただ、その緊張を作っているスイッチが、筋肉そのものではなく
「関節の動きの悪さ」であるケースが珍しくありません。
デスクワークやスマホなどで同じ姿勢が続くと、
首が前に倒れやすくなり、首まわりの負担が増えます。
長時間の座り姿勢や首の屈曲は、
首の痛みのリスク要因として報告されています。
ここで重要になるのが、
矢部駅前ひばり整骨院・鍼灸院(矢部院)が大切にしている
「関節の遊び(Joint Play)」という考え方です。
関節には、自分で動かせる範囲とは別に、
“わずかな遊び”があります。
この遊びが減ると、首や肩は余計に頑張って支えるため、
こり・重だるさ・痛みが固定化しやすくなります。
だから矢部院では、むやみに強く揉むのではなく、
まず
「どの動きで痛いか」、「どの方向が硬いか」
を丁寧に確認します。
その上で必要な場合に、バキバキ鳴らさない
心地よい刺激で行う「関節モビライゼーション」
(関節の滑り・牽引を使う)を選択します。
この方法は
“関節の遊び”の取り方を基準に力の量を調整する考え方があり、
いきなり強く動かすのではなく、安全性を優先して段階的に行えます。
また、首の症状に対しては、モビライゼーションを含む
徒手療法が一定の有用性を示した研究も複数あります。
ただし万能ではなく、状態に合う人・合わない人がいる。
だからこそ「適応の見極め」が重要です。
この記事では、「なぜ繰り返すのか」を筋肉・姿勢だけで終わらせず、
関節(ジョイントプレイ)という視点で整理します。
そして、
矢部院が実際に行っている評価の流れと、
関節モビライゼーションが向くケース/避けるべきケースを、
研究知見も交えてわかりやすく解説します。
※強いしびれ、筋力低下、手の細かい動きの低下、
発熱や原因不明の体重減少などがある場合は、整形外科等の受診が優先です。
当院でも安全確認のために必要に応じて医療機関受診をご案内します。
【2. 肩こり・ストレートネックの正体と「関節」の関係】
肩こりや首の痛みは、「筋肉が凝っているから」だけで説明されがちです。
でも現場では、筋肉の“結果”としてこっていて、
原因の上流に「関節の動きの悪さ」がある人が少なくありません。
■ストレートネック(スマホ首)が
起こす“機械的ストレス”ストレートネックは、
医学的に言えば「頭が前に出やすい姿勢」(前方頭位:Forward Head Posture)
とセットで語られます。
この姿勢は、首の後ろ側の筋肉や関節まわりに
負担を集めやすく、首の痛みと関連する可能性が示されています。
(大人では関連が強い傾向)(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6942109/)
さらに現代は、スマホ使用時間が長くなりがちです。
スマホの過剰使用は首の痛みリスクを上げるという系統的レビューと
メタ解析も出ています。
(https://academic.oup.com/pmj/article/101/1197/620/7944093)(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39764644/)
つまり、
「姿勢」や「生活動作」が首に“機械的(メカニカル)”な
負荷として積み重なり、痛みが固定化するルートが現実にある、ということです。
■慢性的な肩こりは筋肉の問題ではなく“関節の動き不足”が主犯?
肩や首がつらい時、
揉むと一時的に楽になるのは、血流や神経の興奮が落ち着くからです。
ただ、土台として頸椎(首の骨)や胸椎(背中の上部)の
関節がうまく動けないと、筋肉は“代わりに頑張る”しかありません。
その結果、
筋肉をゆるめても数日でまた同じ場所が張る。
これが「繰り返す肩こり」のよくあるパターンです。
矢部院が大切にする「関節の遊び(Joint Play)」は、まさにここを見ています。
自分で動かせる角度だけでなく、関節が本来持つ
“わずかな滑り・余裕”が残っているか。
ここが減ると、身体は逃げ道がなくなります。
■寝違えが起きやすい人の共通点:頸椎の可動域制限
寝違えは「寝方が悪かった」で終わりにされがちです。
でも寝ている間、首は基本的に大きく動きません。
それでも痛くなるのは、日中に蓄積した負荷や
可動域の偏りが背景にあることが多いです。
要は、
“最後の一押し”が睡眠中で、“積立の犯人”は
起きている時間、という話です。
首の可動域(ROM)が落ちていたり、
左右差が目立つと、特定の方向で関節や周囲組織に
ストレスが集中しやすくなります。
頸椎の可動域やその左右差が、首の痛みやバランス機能と
関係する可能性を示す報告もあり、「動きの偏り」は無視できません。(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10423670/)
だから矢部院では、「こってますね」で終わらせず、
・どの動きで痛みが出るか、
・どの方向が詰まるか、
・左右差はどれくらいか、
を確認します。
この“関節の状態”が見えると、単なるマッサージではなく、
関節モビライゼーションや運動指導まで含めた
筋の通った改善ルートが作れるようになります。
【3. ひばり式「関節モビライゼーション」とは?】
前章では、肩こり・首の痛みが「筋肉」だけでなく、
関節の動き(遊び)の低下で繰り返すことがある、
という話をしました。
では矢部院が行う
「関節モビライゼーション」は、具体的に何をしているのか。
ここを誤解なく整理します。
■世界基準の徒手療法
「カルテンボーン理論」をベースにした技術
矢部院の関節アプローチは、関節の中で起きている
滑り(グライド)や牽引(トラクション)といった
“関節の遊び(Joint Play)”を評価と施術の中心に置く考え方を
ベースにしています。
ポイントは、「骨を無理に動かす」のではなく、
関節面の方向(治療面)に沿って
ごくコントロールされた力で滑り・牽引を加えることです。
つまり、
“痛いところを揉む”という発想より、
“動けない関節を正しい方向に動ける状態へ戻す”
という発想に近いです。
■バキバキしない。安全で心地よい「関節へのアプローチ」
世の中には
「首をボキッと鳴らす整体」のイメージが強いですが、
矢部院が狙うのはそれとは別物です。
関節モビライゼーションは、
基本的にゆっくり・段階的な力で、痛みの反応を見ながら量を調整します。
カルテンボーン系の考え方では、関節包(関節を包む膜)を
どれくらい伸ばすかでGrade I〜IIIのように負荷を分けていきます。
・Grade I:包は伸ばさず関節を落ち着かせる(痛みが強い時)
・Grade II:包の初期緊張まで(痛み+軽い硬さ)
・Grade III:包をしっかり伸ばして可動域を取りにいく(硬さが主な時)
この「段階」があるから、いきなり強く動かさない。
ここが安全性の根っこです。
■筋肉へのマッサージと関節モビライゼーションの決定的な違い
マッサージは筋肉などの軟部組織を中心に触ってゆるめるアプローチです。
一方、
モビライゼーションは“関節の位置関係や滑り”に狙いを定めます。
たとえば、首の関節の滑りが悪いままだと、
筋肉は
「その関節を守るため」に緊張し続けます。
この場合、筋肉をゆるめても数日で戻りやすい。
だから矢部院では、
筋肉へのケアに加えて、必要なら関節の動きそのものを
整える選択肢を持ちます。
もちろん、
誰にでもモビライゼーションをやれば良いわけではありません。
首の徒手療法は一定の有効性が示される一方で、
手技の選び方と安全配慮が重要だ、という指摘もあります。
次の章では、
「どんな人が適応になるのか」「どんな場合は避けるべきか」
この“見極め”を臨床の視点で具体的に解説します。
4. 【専門解説】関節モビライゼーションが適応となる10の臨床症状
ここが一番大事です。
関節モビライゼーションは「効く人には効く」一方で、
合わない人に無理にやると遠回りや増悪リスクもあります。
だから矢部院では、まず適応を“条件”で見ます。
以下は、当院が評価の軸にしている10の臨床所見です。
※大前提として、重篤疾患の可能性(感染・腫瘍・血管系など)
を疑う所見があれば、徒手療法より医療機関受診が優先です。
頸部痛の臨床ガイドラインでもレッドフラッグの確認と必要時の紹介が推奨されています。(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)(https://academic.oup.com/ptj/article/98/3/162/4689128)
────────────────
1) 頸部痛(首の痛み)が主訴
【意味】
いちばん困っているのが「首の痛み」である状態。
【なぜ重要】
首の関節性の問題(椎間関節・関節包など)が主因になりやすく、
モビライゼーションの狙いが定まりやすい。
【矢部院での確認】
「一番つらいのは首か」「肩か」「腕か」を明確化。
痛みの地図を一緒に作る。
【注意】
上肢の強いしびれ、筋力低下、反射異常など
神経根症状が主なら別ルート(評価・連携)が必要。
(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
────────────────
2) メカニカル(機械的)な問題で規則的パターンがある
【意味】
姿勢や動きで増減し、
「こうすると痛い」「こうすると楽」がある程度いつも同じ。
【なぜ重要】
機械的に再現できる痛みは、
関節の滑りや可動性の偏りが関与している
可能性が高く、介入→再評価がしやすい。
【矢部院での確認】
・回旋、伸展、同一姿勢で増悪?
・休む、温める、支持で軽減?
・一日の中での変動も確認。
【注意】
動きと無関係に悪化する痛みや全身症状を伴う場合は
レッドフラッグを再確認。
(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11618059/)
────────────────
3) 非外傷性の発症
【意味】
事故・転倒・強い衝撃など明確な外傷がない。
【なぜ重要】
外傷性は炎症・過敏性・不安定性が混ざりやすく、
徒手療法の選択や量をより慎重にする必要がある。
【矢部院での確認】
「いつ、何をして発症したか」「ぶつけたか」「事故か」を
時系列で整理。
【注意】
外傷=絶対禁忌ではない。
ただし初期は鎮静と安全確認が優先。
────────────────
4) 発症から比較的短い(目安:38日未満)
【意味】
急性〜亜急性寄りで、症状が固定化し切っていない。
【なぜ重要】
慢性化が進むほど痛みの過敏状態や回避行動が絡みやすく、
手技単独の効果が出にくいことがある。(だから早期介入は有利)
【矢部院での確認】
発症日、増悪・寛解の波、仕事・睡眠などの変化を確認。
【注意】
38日は絶対条件ではなく「目安」。
慢性でも機械的要素が強い人は改善することがあります。
慢性頸部痛に対する適応・不適応の整理は
専門家パネル研究でも議論されます。
(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7071980/)
────────────────
5) ROM(可動域)制限がある(例:回旋左右差が明確)
【意味】
首の回旋などで左右差や詰まりがはっきり。
【なぜ重要】
方向特異的な制限は関節包や椎間関節の動きの偏りを示唆し、
ターゲットが絞れます。
【矢部院での確認】
座位でAROM→必要なら軽いオーバープレッシャーで
エンドフィール(終末感)を確認。スマホ角度計の併用も可。
【注意】
痛み回避で動かないだけのケースもあるので、
「硬さ」か「怖さ」かを見分ける。
────────────────
6) 姿勢・動作で増悪/緩和する
【意味】
PC作業、スマホ、運転などで悪化。
休憩や姿勢変更で軽減する。
【なぜ重要】
生活動作が原因の一部なら、関節の調整+動作学習で
改善が安定しやすい。(手技だけで終わらせない)
【矢部院での確認】
作業姿勢、休憩頻度、枕や寝姿勢、画面位置を確認。
【注意】
「変動が大きすぎる」「何でも痛い」は
中枢要素の混在を疑う。
────────────────
7) 疼痛誘発テストで“いつもの痛み”が再現できる(Comparable Sign)
【意味】
特定の動きでいつもの痛みが再現される。
【なぜ重要】
再現できるサインがあると、施術前後で効果判定が明確になります。
【矢部院での確認】
例:伸展+回旋、回旋+側屈などで“同じ痛み”が出るかを確認。
強く出しにいかず、安全域で実施。
【注意】
血管系リスクや危険所見が疑われる場合は無理に誘発しない。(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
────────────────
8) AROM/PROMで1〜2方向の局所制限
【意味】
全方向ガチガチではなく、特定方向だけ詰まる。
【なぜ重要】
局所・方向特異的な制限はモビライゼーションの「狙い」を作れます。
【矢部院での確認】
AROM→PROM→オーバープレッシャーで制限方向と終末感を確認。
【注意】
全方向制限+強い痛みは急性炎症・高反応性の可能性。
その場合はまず鎮静と安全確認が優先。
────────────────
9) 神経学的所見がない(筋力・感覚・反射)
【意味】
明らかな筋力低下、感覚異常、反射異常がない。
【なぜ重要】
神経根症が強い場合は評価と優先順位が変わり、
関節手技の量や選択もより慎重になります。
【矢部院での確認】
・主要筋の筋力
・デルマトームの感覚
・反射(上腕二頭筋等)
必要に応じて追加評価。
【注意】
軽い放散痛があっても神経学的異常がなければ
「混在」として扱うことはある。
ただし経過で変化するので毎回再チェック。(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
────────────────
10) 中枢性感作(過敏状態)が主因っぽくない
【意味】
痛みが広がりすぎる、触れただけで強烈に痛い、
睡眠・ストレスで大暴れする等、“過敏”が前面に出ていない。
【なぜ重要】
中枢性感作が強いと、局所への手技は効果が短い/増悪しやすい。
この場合は教育・運動・睡眠なども含む多面的アプローチが重要になります。
中枢性感作は神経系の感受性が高まり、痛みが増幅・拡散したり、
痛覚過敏やアロディニア(本来痛くない刺激が痛い)が起きる、
と整理されています。
(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6671673/)
(https://www.ccjm.org/content/90/4/245)
【矢部院での確認】
・痛みの範囲と広がり方
・軽刺激での痛みの強さ
・睡眠、ストレス、疲労との連動
必要に応じて質問票(CSI-J等)も検討。
(https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0188719)
【注意】
中枢要素は「ゼロか100か」ではなく普通に混ざります。
主因がどこかを見極めて施術の組み立てを変える、という考え方です。
────────────────
ここまでが「適応の10項目」です。
次章では、この適応を支えるための安全設計として、
力の量を段階化するグレード分類(I〜III)を
矢部院の運用目線で解説します。
【5. 安全性と効果を支える「グレード分類(I〜III)」】
前章(4)で整理した「適応の見極め」ができたら、
次に大事なのは“どの強さで行うか”です。
関節モビライゼーションは「強くやれば効く」という雑な話ではありません。
矢部院では、
カルテンボーンの考え方に沿って関節包(関節を包む膜)へ
どれくらいストレスをかけるかでGrade I〜IIIに分け、安全に“量”を調整します。
────────────────
■Grade I(遊びの除去)痛みが強い時、炎症期の「リラックス」
【何をする?】
関節を軽く牽引(traction)して、関節包を伸ばさずに
関節内の圧や摩擦を減らし、痛みを落ち着かせる段階です。
【狙い】
・痛みの鎮静
・防御性収縮(守りのこわばり)をほどく
・まず安全に“反応性”をみる
【この段階が向く人】
・痛みが強い/動かすのが怖い
・炎症っぽい反応が強い
・過敏で、触られるだけで緊張が上がる
要するに「関節を落ち着かせる」。
いきなり可動域を取りにいかない。
ここが安全設計の第一段です。
────────────────
■Grade II(初期緊張まで)痛みと動きの制限が混ざる時の「調整」
【何をする?】
関節包の“たるみ”を取り、組織が張り始めるところ
(taking up the slack/first resistance付近)まで進める段階です。
【狙い】
・痛みの軽減
・軽い可動性の改善
・「この方向は安全か」を確認しながら
次の段階に移れるか判断する
【この段階が向く人】
・痛みはあるが、少し動かせる
・可動域制限もあるが“強い炎症”ではなさそう
・Grade Iで反応が良かった
ここは言い換えると、「やり過ぎずに整える」。
気持ちよさを保ちながら関節の遊びを戻すフェーズです。
────────────────
■Grade III(組織の伸張)ストレートネックや固まった関節を「伸ばす」
【何をする?】
関節包を明確に伸張する(end range方向)まで牽引・滑りを入れて、
関節の遊びと可動域を取り戻す段階です。
【狙い】
・“硬さ”が主因のケースで可動域(ROM)を改善
・方向特異的な詰まりを減らす
・動作が楽にできる土台を作る
【この段階が向く人】
・痛みより「硬さ」「動かしにくさ」が主
・エンドフィールがfirmで機械的制限が強そう
・過敏性が低く、反応が安定している
注意点は明確で、Grade IIIは「評価してから」しかやりません。
適応がズレていると、翌日に痛みが増えやすいからです。
────────────────
■当院が「翌日の反応」まで徹底して確認する理由
徒手療法は、その場で軽くなっても翌日に反応が出ることがあります。
これは“失敗”とは限らず、軽い痛みやだるさなどの
非重篤な有害事象(non-serious adverse events)
は比較的よく起こる、という報告があります。
だから矢部院では、施術の評価を「施術直後」だけで終わらせません。
翌日の反応を見る目的はシンプルに3つです。
①量(グレード)が適切だったか
→Grade II〜IIIでやり過ぎていないかを判断
②狙いが当たっていたか
→動き・痛みの変化が短期的にでも安定するか確認
③次回の戦略を最適化する
→同じことを繰り返すのではなく、
反応に合わせてグレード・方向・回数を調整する
実際、頸部に対するモビライゼーションの効果は
「量(dose)」が重要で、一定の力や量が必要になる可能性がある、
という議論もあります。
つまり、
弱すぎても変わらないし、強すぎると反応が荒れる。
この“ちょうどいい量”を患者さんごとに合わせるために、
翌日の反応はかなり価値のある情報です。
次の章では、このグレード分類をさらに安全に使いこなすために、
「症例別に、何がどう変わるのか」(頑固な肩こり/ストレートネック/寝違え)
を具体的に説明します。
【6. 症例別:関節モビライゼーションで期待できる変化】
前章で、Grade I〜IIIは「強さの違い」ではなく、
関節包(関節を包む膜)へどこまでストレスをかけるか、
という“量の設計”だと説明しました。
ここでは、
矢部院でよく相談が多い3つの典型ケースを例に、
関節モビライゼーションで何がどう変わりやすいのかを
イメージできるようにまとめます。
※前提として、首の痛みは手技だけで完結させず、運動(首のROM・姿勢・肩甲帯の筋持久力など)と
組み合わせることが推奨されます。(頸部痛ガイドラインの基本方針)(https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2017.0302)(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
────────────────
【ケース1:頑固な肩こり】
肩甲骨と頸椎の連動性を高め、肩を軽くする「肩を揉んでも戻る」
このタイプは、肩そのものというより首〜背中上部(頸椎〜胸椎)
の動きの偏りが背景にあることが多いです。
肩甲骨は、肋骨の上を滑るように動き、首・背中と連動して上肢を支えています。
この連動が崩れると、僧帽筋や肩甲挙筋が“常に働きっぱなし”になり、肩こりが固定化します。
矢部院ではまず、首の回旋や伸展で痛みが増えるか、胸椎の動きが硬くないか、
肩甲骨の動きが左右で違いすぎないかを見ます。
そこで関節の遊びが落ちていると判断した場合、
・頸椎や胸椎のモビライゼーション
・肩甲帯の動きを引き出す方向への調整
を組み合わせます。
期待できる変化(例)
・首を動かした時の“詰まり感”が減る
・肩の重さが「上から引っ張られる感じ」から「力が抜ける感じ」に変わる
・その場だけでなく肩こりの戻りが少しずつ遅くなる
ガイドラインでも頸部痛(可動性低下タイプ)には
胸椎への徒手療法や肩甲帯・上肢の強化などを含む多面的介入が推奨されます。(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
────────────────
【ケース2:ストレートネックによる重だるさ】
頸椎のカーブを支える「関節包」へのアプローチ
ストレートネックは“形”の話だけでなく、
実態としては
「首が動きにくい」
「同じ姿勢で固まる」
「頭が重い」
という機能問題が前に出ることが多いです。
このタイプは、頸椎の関節包や周囲組織の硬さが
方向特異的に出ていて、首の回旋・伸展が
特に詰まりやすい、というパターンがよくあります。
矢部院が狙うのは、首を無理に反らせることではなく、
“遊び(joint play)”を戻して、首が必要な方向へ動ける土台を作ることです。
状態により、
・Grade II:痛みを抑えながら初期緊張まで整える
・Grade III:硬さが主の人に包の伸張を狙う
を使い分けます。
期待できる変化(例)
・首の回旋が「止まる感じ」から「動いて止まる感じ」に変わる
・夕方の重だるさが軽くなる、または出るまでの時間が延びる
・姿勢を正した時の首の負担感が減る
ここでも重要なのは手技だけに依存しないことです。
徒手療法と運動の併用が痛みや機能改善に有利な可能性は
系統的レビューでも整理されています。
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20593537/)
────────────────
【ケース3:急な寝違え・首の回旋制限】
痛みのない範囲(Grade I)からの早期復帰
寝違えは、
「急性の痛み+動かせない」がセットになりやすいです。
この場合、矢部院がまず狙うのは
可動域を無理に取り戻すことではありません。
最初は
Grade I(遊びの除去)で関節を落ち着かせ、
防御性のこわばりを下げて、“痛みが増えない動き”を
確保するところから入ります。
そして反応が安定したら、必要に応じてGrade IIへ。
急性期は特に「やり過ぎない」「翌日悪化しない」が最優先です。
期待できる変化(例)
・動かした瞬間の刺す痛みが減る
・回旋の可動域が少しずつ戻る
・日常動作(振り向き、うがい、運転)が早めにやりやすくなる
なお、施術後に一時的なだるさや痛み増加などの
“非重篤な反応”は起こり得ます。
だから矢部院は「翌日の反応」を重視し、量(グレード)を調整します。
(https://www.archives-pmr.org/article/S0003-9993%2822%2900597-4/pdf)(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0003999322005974)
────────────────
【大事な注意点(共通)】
次のような症状がある場合は、徒手療法より先に医療機関の評価が優先です。
・強いしびれや筋力低下
・手先の細かい動きの低下
・歩行のふらつき
・発熱、激しい頭痛、
いつもと違う危険な痛み など
矢部院でも安全確認(レッドフラッグの除外)を徹底した上で、
必要時は医療機関の受診を
ご案内します。
(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
次章では、
この3ケースのような判断を支える矢部院の「検査・評価のこだわり」
(問診・徒手検査・禁忌の除外)を具体的に解説します。
【7. 矢部院が誇る「検査・評価」のこだわり】
関節モビライゼーションは「技術」より先に、「見極め」が本体です。
矢部院が大事にしているのは、“とりあえず首を触る”ではなく、
「何が原因で繰り返すのか」を検査で絞り込んでから
最適な手段を選ぶこと。
ここでは、矢部院の評価のこだわりを3つに分けて解説します。
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■「何をすると痛いか?」を徹底的に深掘りするカウンセリング
首や肩の症状は、
「痛い場所」より「痛みのルール」を聞くと原因が見えてきます。
矢部院が特に深掘りするのは、次のようなポイントです。
・増える動きは何か(回す/反らす/うつむく/同じ姿勢など)
・楽になる条件は何か(休憩、温め、姿勢変更、腕を支える、枕など)
・いつから、どんな経過か(急に?じわじわ?良い日悪い日の波は?)
・生活背景(PC・スマホ時間、運転、仕事の緊張度、睡眠の質)
・過去の治療歴と反応(揉むと楽?悪化?電気は?運動は?)
ここを丁寧にやる理由は、
首の痛みの多くが
「機械的(メカニカル)」=姿勢や動作で変わるタイプで、
このタイプは“介入→再評価”の精度が上がるからです。
頸部痛の臨床ガイドラインでも、症状の分類と適切な評価に基づく介入が
推奨されています。
(https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2017.0302)(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
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■徒手検査による
レッドフラッグ(禁忌)の除外首はデリケートです。
だから矢部院は「施術していい首か?」を最初に確認します。
レッドフラッグとは、重篤な病気や危険な状態が隠れている可能性を示すサイン。
頸部痛に関するガイドライン上でもレッドフラッグの確認は
共通して重要視されています。
(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11618059/)
(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
矢部院では、問診だけでなく必要に応じて徒手検査も組み合わせます。
例としては、
・神経学的チェック(筋力/感覚/反射)
・痛みの再現テスト(ただし無理に誘発しない)
・外傷が疑われる場合のルールに基づく受診判断(カナディアンCスパインルール等)
ここは“念のため”ではなく、安全性の土台です。
適応がズレている首にモビライゼーションをしても改善が遅いか、悪化します。
矢部院は
「できること」より「やってはいけないこと」を
先に除外します。
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■38日という「目安」を超えた慢性症状への対応策
前章で触れた「38日未満」という目安は、
首の徒手療法の反応性を見立てる材料として、
臨床予測ルール(CPR)で使われた指標の一つです。
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22585595/)
逆に言うと、
38日を超えた慢性期は“関節だけ直せば終わり”になりにくいことがある。
慢性化すると、
・痛みの過敏化
・避ける動きが増える
・筋持久力が落ちる
・睡眠やストレスの影響が強くなる
などが絡みやすいからです。
だから矢部院では、慢性期は次の方針で組みます。
①徒手療法は「土台作り」に使う
→関節の詰まりを減らし、
動かせる範囲を確保する。(やり過ぎず、反応を見て調整)
②運動を“主役”にする
→首のROM、頸部の持久力、肩甲帯の安定性を上げて、
戻りにくい身体にする。
ガイドラインでも慢性頸部痛に対して
運動(特に持久系)を含む介入が推奨されています。(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
③痛みの理解を整える(必要な人には教育を入れる)
→過敏状態(中枢性感作)が疑われる場合は、
「壊れている痛み」ではなく「敏感になっている痛み」を
整理し、安心と行動を増やす。
中枢性感作の説明と認知の再構成の重要性は
教育的資料でも整理されています。
(https://moodle2.units.it/pluginfile.php/304032/mod_resource/content/1/how%20to%20explain%20central%20sensitization%20to%20patients.pdf)
要するに、慢性は“単発の技術勝負”ではなく、
評価→安全確認→手技+運動+生活調整の総合戦で勝ちにいきます。
次章では、この評価を支える矢部院の「セルフケア指導」と
仕事環境(PC・スマホ)への具体的なアドバイスへ
つなげていきます。
【8. 関節を整えた後の「ライフスタイル向上」】
関節モビライゼーションは、「整える」ための手段です。
ただ、整えた状態を日常で再現できないと、
また同じ姿勢・同じ動きで戻ってしまいます。
だから矢部院は、治療で終わらせず、生活で“勝てる体”につなげます。
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■治療と運動の間を埋める:モビライゼーション後の動作学習
関節を整えると、動きの“通り道”が一時的に開きます。
このタイミングで正しい動きを入れると、
身体が「この動きでいいんだ」と学習しやすくなります。(ここを逃すと戻りやすい)
頸部痛の臨床ガイドラインでも、
徒手療法(操作・モビライゼーション)は単独より、
運動(ROMや筋持久力など)と組み合わせることが推奨されます。
矢部院がよく使う考え方は、「小さく・正確に・短時間」です。
例)
・首を“痛くない範囲”で回す(回旋/うなずき/軽い横倒し)
・肩甲骨を“下げて寄せる”練習(首ではなく背中で支える感覚)
・深い首の筋肉を使う(後述のチンタック)
やる量は多くしません。正確にできた回数だけでOK。
雑にやると、首はすぐ反発します。
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■良い状態をキープするためのセルフエクササイズ
ここは「豪快さ」ゼロでいきます。地味だけど効く系です。
(1)首のROM(可動域)を戻す
・痛みが出ない範囲で左右にゆっくり回す
・回した先で1〜2秒止める
・左右5回ずつ※痛みが増える方向は無理しない。
“楽な方向”を増やすのが先です。
(2)チンタック(深層頸部屈筋)
首の前側の深い筋肉(Deep Cervical Flexors)を使う練習です。
前方頭位(頭が前に出る)を戻す土台になります。
深層頸部屈筋トレーニングは、神経筋協調の改善などに
有効である可能性が系統的レビューでも示されています。
やり方(簡易)
・顎を引く(下を向くのではなく)
・後頭部が上に伸びるイメージ
・5秒キープ×5回
・首の表面がガチガチなら力みすぎです(70%の力で)。
(3)肩甲帯の持久力(戻り防止)肩こりが戻る人は、
「首で支えてる」ことが多いです。
首を休ませるには、肩甲骨まわりの持久力が要ります。
頸部痛ガイドラインでも、肩甲帯・上肢を含む強化や
頸部の持久系エクササイズが推奨に入ります。
例)
・肩甲骨を軽く寄せて下げる
・10秒キープ×3回(肩をすくめない)
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■仕事環境(PC・スマホ)へのアドバイス
ここは身体より先に環境を直した方が早いという考え方です。
(1)PC:モニター位置
・モニター上端は目の高さか、やや下
・画面中心は目線より15〜20度下が目安OSHAのeToolsでも
「モニター上端は目の高さか少し下」が推奨されています。
(2)PC:距離と正面
・目から腕一本分くらい
・真正面に置く(首をひねる配置は最悪)
英国HSEも「画面上端が目の高さ」「腕の長さ程度の距離」など
姿勢の要点を示しています。
(3)スマホ:使い方が首を決める
「スマホ首」は気合では治りません。
手の位置が低いほど、首は前に倒れます。
スマホの過剰使用と首の痛みは、
系統的レビュー/メタ解析で関連が示されています。
矢部院がよく勧める現実策は、
・スマホを“目線に近づける”(顔を下げない)
・長文はスマホではなくPCへ逃がす
・30〜60分に1回は立つ/肩甲骨を動かす
完璧にやる必要はありません。
「首を倒す時間」を減らすだけで、勝率が上がります。
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※注意 セルフケアで痛みやしびれが強くなる、
筋力低下が出る、ふらつく、強い頭痛が出る等は中止して受診優先です。
次章では、これらを踏まえたうえで患者さんが不安になりやすい点を
Q&Aで整理します。
【9. よくある質問(Q&A)】
Q1.「ボキボキ鳴らす整体とは違うのですか?」
A.違います。
矢部院で行う関節モビライゼーションは、
基本的に「低速度で、段階的に」関節の滑りや牽引を使って
関節の遊び(Joint Play)を整える徒手療法です。
一般に「ボキボキ」は、高速度・低振幅の操作(いわゆるスラスト)
を指すことが多く、当院の基本方針とは別物です。
(https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2017.0302)
また、音が鳴る=矯正できた、という意味でもありません。
音は関節内の気泡(キャビテーション)などで起こり得ますが、
それ自体が治療効果を保証しません。
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6110224/)
矢部院は「鳴らす」ことを目的にせず、
評価で狙いを絞り、安全域で“整える”ことを優先しています。
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Q2.「高齢者や痛みに弱い人でも受けられますか?」
A.受けられるケースは多いです。
ただし前提があります。
「適応の見極め」と「刺激量の調整」ができること。
当院はGrade I〜IIIの考え方で関節包(関節を包む膜)に
どこまでストレスをかけるかを段階的に調整します。
痛みが強い人・過敏な人は、
まずGrade I〜IIで関節を落ち着かせるところから始めます。
(https://www.physio-pedia.com/Kaltenborn_of_Hand)
高齢者の場合は特に、骨粗鬆症や既往歴、血管系リスク、
神経症状など安全確認を強めます。
頸部痛のガイドラインでもレッドフラッグの除外や
適切な分類に基づく介入の重要性が示されています。
(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
逆に、「危険な兆候がある」「神経学的異常が強い」「外傷直後で疑わしい」
などの場合は、無理に徒手療法をせず、
医療機関受診をご案内することがあります。
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Q3.「どのくらいの頻度で通うのが理想ですか?」
A.“症状のタイプ”と“生活負荷の強さ”で変わります。
なので、最初に結論だけ言うと、
矢部院は「最短で安定する頻度」を提案します。
目安としては以下の考え方です。
【急性(寝違え等)】
痛みが強い時期は反応を見ながら短いスパンで
2〜7日間隔を検討することが多いです。
目的は「悪化させない範囲で鎮静」「動ける範囲を早く確保」です。
【亜急性(発症〜数週間)】
状態が落ち着いてきたら1週間前後で
評価→介入→再評価を回し、戻りにくい動きの獲得へ。
【慢性(目安の38日超)】
手技だけで勝ちにいかず、運動・生活調整を主軸にします。
頻度は1〜2週に1回程度で運動の進捗確認と
必要な調整を入れる形が多いです。
頸部痛の臨床ガイドラインでも、
徒手療法は運動と組み合わせることが推奨されており、
「通院=施術を受ける」より「通院=改善戦略を更新する」
の方が本質に近いです。
(https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2017.0302)
矢部院は、施術直後の変化だけでなく翌日の反応も踏まえて、
負荷(Grade)や頻度を現実的に最適化します。
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※受診優先の目安
・強いしびれ、筋力低下
・手先の細かい動きの低下
・ふらつき、歩行の異常
・発熱、強い頭痛、外傷直後
こうした場合はまず医療機関での評価が優先です。
当院でも安全確認の上、必要時は受診を案内します。
(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
【10. まとめ:矢部駅前で「長く動ける身体」を手に入れるために】
肩こりや首の痛みは、「揉めば楽になる」で終わりがちです。
でも、繰り返す人ほど、原因は筋肉“だけ”ではなく、
関節の動き(Joint Play)の低下や姿勢・動作のクセが絡んでいます。
だから矢部院は、いきなり強い刺激でどうにかしようとはしません。
まず
「何をすると痛いか」
「どの方向が硬いか」
「神経学的な問題はないか」
を評価し、安全に絞り込みます。
そして必要な人には、バキバキしない関節モビライゼーションで
関節の遊びを整え、その後に運動と生活調整で戻りにくい体を作ります。
頸部痛のガイドラインでも、評価に基づく介入と、
徒手療法を運動と組み合わせる方針が推奨されています。(https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2017.0302)(https://orthopt.org/uploads/content_files/files/Neck%20Pain%20CPG%20-%20Revision%202017.pdf)
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■ひばり整骨院・鍼灸院 矢部院のミッション
私たちのミッションは、「その場しのぎ」ではなく、
相模原、矢部地域で暮らすあなたが、仕事も趣味も家事も、
年齢に負けずに続けられる“長く動ける身体”を
手に入れることを支えることです。
痛みがあると、人は動きを避けます。
避ければ筋力や持久力が落ち、さらに痛みやすくなる。
この負のループを、評価と再設計で断ち切ります。
「治す」だけでなく、「戻らない」までを一緒に作る。
そこが矢部院の仕事です。
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■痛みを諦めない。
科学的根拠に基づいた施術という選択肢
首や肩の不調は、我慢すればするほど慢性化しやすくなります。
ただ、安心してほしいのは、首の痛みは“正しく評価して、
適切に介入すれば”改善の余地が大きい領域だ、ということです。
だから矢部院は、経験と感覚だけに頼らず、
ガイドラインや研究知見も踏まえ、適応を見極め、
刺激量(Grade I〜III)を調整し、
翌日の反応まで確認して戦略を更新します。
「ボキボキが怖い」
「強い刺激が苦手」
「何をしても戻る」
そう感じている方ほど、関節と動作の視点でやり直す価値があります。
矢部駅前ひばり鍼灸整骨院で、首・肩の不調を我慢し続ける生活から、
動ける体を取り戻す生活へ。
あなたの症状がどのタイプなのか、
関節モビライゼーションが適応なのか、
運動や生活調整が鍵なのか。
まずは評価から始めましょう。
【当院のご案内】
ご相談・ご予約はホットペッパーまたは公式LINEが便利です。
【矢部駅前 ひばり鍼灸整骨院】
JR矢部駅 南口 徒歩1分
〒252-0232
神奈川県相模原市中央区矢部3丁目1-19エトワール藤 1階
TEL:042-707-8925
・ホットペッパー(矢部院)

・公式LINE(矢部院)

「まずは相談してから予約したい」という方はLINEで症状を送ってください。
状態を伺いながら最適なメニューをご案内します。
※強いしびれ、筋力低下、ふらつき等がある場合は医療機関受診を優先し、
必要に応じてご案内します。