シンスプリントのリハビリテーションは、痛みの軽減、炎症の制御、筋力や柔軟性の回復を促すことを目的としています。
以下に一般的なシンスプリントのリハビリテーションプログラムの一例を示しますが
個々の症状や状態に応じて専門医や理学療法士との相談が必要です。
休息と活動制限: 痛みや炎症のある段階では、運動や活動を制限し、
十分な休息を取ることが重要です。
体重負荷の少ない低衝撃の運動(水中運動など)や非負荷運動(自転車エルゴメーターなど)が
推奨される場合もあります。
アイシング:
痛みや腫れを軽減するために炎症のある部位に氷を数回のセッションで適用します。
一般的には、20分間の氷の適用と20分間の休憩を繰り返します。
柔軟性エクササイズ: 下肢の筋肉や腱の柔軟性を向上させるために、
ストレッチングエクササイズを行います。
脛骨前脛筋、ふくらはぎの筋群、ヒラメ筋(足底筋膜)などの特定の筋群を重点的にストレッチします。
強化エクササイズ:
下肢の筋力を回復させるために、筋力トレーニングを行います。
脛骨前脛筋、ふくらはぎの筋群、太ももの筋群、ヒップの筋群などを含むバランスの取れたプログラムが一般的です。
エアロビック運動の徐々な復帰:
痛みや炎症が抑えられた段階では、エアロビックな運動(ランニングやジャンプなど)への復帰を検討します。
しかし、症状の再発を防ぐために、適切な進行度と十分なウォームアップ・クールダウンを行い、
痛みや不快感が再発しないように注意が必要です。

当院では初回の来院時に、患者様の症状や病歴を詳しく聞き取り、痛みの原因や関連する要因を特定します。
また、適切な身体検査や歩行分析を行い、シンスプリントの診断を確定します。