ひばり鍼灸整骨院 矢部院では、近年注目されている「置き鍼」による不眠治療に取り組んでいます。ストレスや生活習慣の乱れによって引き起こされる不眠症に対し、身体に優しい東洋医学的アプローチで改善を目指します。

不眠症とは?その原因と背景

不眠症とは、睡眠の質や量が十分でないことにより、日中の活動に支障をきたす状態です。現代では多くの方が以下のような原因で不眠を抱えています:

  • ストレス:仕事や人間関係のストレスが脳を興奮状態にし、入眠を妨げます。
  • 不規則な生活習慣:就寝・起床時間の乱れが体内リズムを崩します。
  • 環境要因:騒音、照明、室温の影響も睡眠の妨げになります。
  • 身体的・精神的問題:痛みやうつ状態などが関係することもあります。

置き鍼とは?そのメカニズムと不眠への効果

置き鍼とは、非常に細い鍼をツボに留めておき、数時間~数日間持続的に刺激を与える治療法です。以下のような作用が期待できます:

1. リラクゼーションと自律神経の安定

ツボへの穏やかな刺激が副交感神経の働きを促進し、心身をリラックス状態へと導きます。

Huang et al., 2012 によると、鍼治療は自律神経を調整し、リラクゼーション効果を高めるとされています。

2. ストレスホルモンの軽減

置き鍼はストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を抑える働きがあるとされ、精神的な安定にも寄与します。

Kim et al., 2013 の研究では、鍼刺激がストレス反応を和らげることが示されています。

3. 睡眠の質の向上

特定のツボ(安眠・神門・内関など)を用いることで、深い眠りを誘発し、途中覚醒を減少させる効果も期待されます。

Chen et al., 2009 による臨床研究では、鍼治療が不眠症患者の睡眠の質を改善したことが報告されています。

実際の施術の流れ

  1. 問診とツボ選定:お一人おひとりの症状に合わせて、安眠・神門・内関・百会・三陰交などのツボを選定。
  2. 置き鍼の装着:非常に細い鍼をツボに留置。ほとんど痛みはなく、日常生活への支障もありません。
  3. 固定:医療用テープで丁寧に固定します。
  4. 生活指導:装着中の注意点やセルフケアアドバイスを行います。

実際の症例紹介

◆40代女性:慢性不眠症に悩まれていた患者様

  • 寝つきが悪く、夜中に何度も目覚める状態。
  • 安眠・神門・内関への置き鍼+週1回の鍼灸施術を併用。
  • 1ヶ月後には寝つきが改善し、睡眠の持続時間も安定。日中の疲労感も軽減。

◆50代男性:仕事のストレスによる不眠

  • 強い精神的ストレスで眠れない状態が続く。
  • 百会・神門・三陰交への置き鍼を使用し、自律神経の調整を意識した施術を実施。
  • 2週間後、深く自然な眠りを感じられるようになり、仕事のパフォーマンスも向上。

当院の鍼灸師のご紹介

当院で置き鍼施術を担当する鍼灸師・谷崎は、経験豊富で理論にもとづいた施術を大切にしている治療のプロフェッショナルです。解剖学や東洋医学、そして最新の研究をもとに日々技術を研鑽しており、不眠症に限らず多くの症状に対応しています。

谷崎は矢部院では毎週金曜日に在籍しており、週1回の施術にも関わらず、患者様から「ぐっすり眠れるようになった」「心身のバランスが取れてきた」など多くの反響をいただいております。限られた頻度の通院でも効果的な結果を出すために、一人ひとりの体質や生活習慣を丁寧にヒアリングし、最適な施術プランを提供しています。

ご予約・お問い合わせについて

ご予約はお電話に加え、LINE公式アカウントやメールからも受け付けております。「不眠に効くのか気になる」「どんな施術が合うか知りたい」など、どんな小さなことでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。

実際にLINEやメールでご相談いただいた患者様からは、「来院前に不安が解消できた」「自分に合った施術内容を提案してもらえて安心だった」といった声も寄せられています。

まとめ

置き鍼は、刺激が穏やかでありながら持続的な効果が得られる点が特徴です。ストレス軽減、自律神経の調整、深い眠りの誘導など、多角的なメリットを持ち合わせており、不眠症でお悩みの方にとって非常に有効な選択肢となり得ます。

ひばり鍼灸整骨院 矢部院では、患者様の状態に合わせた丁寧なカウンセリングと施術で、質の高い睡眠をサポートしています。不眠でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

ご予約はホットペッパーまたはLINE公式アカウントから可能です。